Guides 20 Mar 2025 · Morgenland Teppiche 著

ラグのお手入れとシミの落とし方

eine Person, die einen Teppich reinigt

ラグは何世紀にもわたり、もっとも人気のあるインテリアのひとつとして親しまれてきました。どんなお部屋にも、ぬくもりと居心地のよさを添えてくれます。正しくお手入れをすれば、お気に入りのラグはとても長持ちし、年月とともにいっそう魅力を増していくことさえあります。オリエンタル絨毯のなかでも、パティナ、つまり長い年月をかけて生まれた独特の風合いをまとったものには、ほかにはない個性があります。 
ラグには少しずつほこりや細菌がたまっていくため、大切な一枚を定期的にきれいにすることがとても重要です。お手入れの習慣と掃除の予定を決めておくと、とても役立ちます。さらに、シミや汚れの残りを繊維から残らず取り除くには、一定の間隔でプロのラグクリーニングを利用するのがおすすめです。 

ラグをきれいにする方法 

ラグを長く良い状態に保つためにとくに大切なのは、たたいてほこりを払うこと、掃除機をかけること、そして洗うことです。しっかりたたくだけでも、天然繊維のラグからも合成繊維のラグからも、ほこりや汚れの粒子を落とせます。 
ラグを振ってほこりを落とすときは、必ず屋外で行ってください。室内で行うと、お部屋の空気がほこりでいっぱいになってしまいます。ほこりの多い空気を吸い込むのは体によくありませんし、そもそも1時間もすれば、ほこりはまたラグの上に落ちてきます。 
振り落としたあとは、残った汚れを掃除機で取り除きます。同じ場所に何度か掃除機をかけ、時間をかけてていねいに吸い取るのがコツです。ていねいにかけるほど、仕上がりはよくなります。 
掃除機をかけておけば、ペットの毛やほこり、外から持ち込んだ土ぼこりがラグの奥深くまで入り込むのを防げます。ブラシ付きのノズルは、長く使ううちに繊維をすり減らして傷めてしまうので、頑固な汚れのときだけ使うようにしましょう。とくに回転ブラシは、繊維をそのまま引き抜いてしまうことがあるため、注意が必要です。 
厚みのあるラグは、とくにていねいに掃除機をかけてください。向きを変えながらかけると、すべての繊維からほこりを吸い取れます。吸い込んだほこりが漏れ出さないよう、紙パックやパイプにすき間がないことも確かめておきましょう。 
乾いた泥のような落ちにくい汚れは、先のとがっていないもので慎重にかき取ります。スプーンを使うと、なかなかうまくいきます。そのあとは、いつもどおり掃除機をかけてください。 
とてもデリケートな素材、たとえばシルクのラグには、掃除機を使わず、やわらかいブラシでお手入れするほうが安心です。ほこりは、パイルの流れに沿ってブラシでかき出します。シルクのラグのお手入れにとても手間がかかるのは、このためです。 
振ってほこりを落とし、掃除機をかければ、ラグの汚れはほとんど取れます。こうした簡単なお手入れを続けることで、繊維のつやとしなやかさが長く保たれます。 



ラグを定期的に風に当てる

風に当てることも、お手入れの習慣のひとつです。新鮮な空気に当てると、においが消え、繊維にこもった空気も入れ替わります。もちろん、晴れて乾いた日に行うのが前提です。ラグは湿気が苦手だからです。 
日光には殺菌作用もあります。ただし、色あせを防ぐため、強い日差しに何時間も当てたままにするのは避けてください。日陰なら、数時間ほど外の空気に当てておいてもかまいません。 
洗濯機で洗える小さなラグなら、洗ったあとに日なたで乾かすこともできます。外の空気に当てると驚くほどさっぱりとし、風が繊維からほこりや汚れを吹き飛ばしてくれます。 
ですから、ラグは少なくとも年に3回は外の空気に当ててあげましょう。ベランダがあれば、もっと頻繁に干してもかまいません。新鮮な空気がラグを傷めることは、まずありません。 


天然素材のラグをきれいにするコツ


代表的な天然繊維としては、コットンやシルクのほか、ジュートやサイザルなどが挙げられます。天然繊維はデリケートなので、お手入れの際はとくに慎重に、ていねいに扱いましょう。 
アルカリ性の強い洗剤は、天然繊維のお手入れには向いていません。石けんやアルカリ性の洗浄液、粉末のシミ抜き剤を使うと、見苦しい変色や輪じみがすぐに残ってしまいます。色があせるうえ、繊維の油分が奪われて、ごわごわとつやのない状態になってしまいます。 
ウールや獣毛といった動物性の繊維は、植物性の繊維ほどデリケートではありません。ウールは、固形の純石けんで洗うことができます。使う前に、目立たない場所で洗剤を試しておくと安心です。事前に試しておけば、大きな失敗を防げます。 
天然繊維に防水スプレーは向いていません。スプレーをかけると繊維が湿気を通さなくなり、においがこもったり、カビが生えたりする原因になります。 


サイザルラグのお手入れのコツ

サイザルラグは、丈夫で傷みにくいことで知られ、見た目もとても自然です。お手入れでは、水を使わないことが大切です。 
湿気にはまったく耐えられないため、お手入れは掃除機をかけることと、振ってほこりを落とすことだけにとどめてください。そのぶん、シミはなかなか落とせません。 

ウールラグのお手入れのコツ

ウールのラグは、とても快適です。足ざわりはやわらかくあたたかで、お部屋の主役になるほどの美しさも備えています。 
アルカリ性の洗浄液は毛の構造を傷めるため、酸性の洗剤のほうが向いています。酢やレモン汁を水で薄めたものがおすすめです。シミは炭酸水でも落とせます。ウールのラグはぬれても大丈夫ですが、そのあとはしっかりと乾かしてください。 

プロのラグクリーニングに任せる

シルクのラグや高価なラグには、定期的なプロのお手入れがおすすめです。専門の方法や洗剤、機材を使わなければ落とせないシミも少なくありません。 
こまめに掃除機をかけたり、たたいてほこりを払ったりしていても、プロのラグクリーニングの代わりにはなりません。5年に一度を目安に、プロにクリーニングを依頼しましょう。毛足の長いラグは、ほこりが奥深くまで入り込むため、とくに大切です。 
大掃除や引っ越しは、クリーニングを依頼するよいきっかけになります。ほこりがたくさん出るリフォームのあとも、プロのクリーニングがおすすめです。 
専門的な洗浄なら、奥深くに入り込んだ汚れの粒子はもちろん、害虫や細菌もしっかり取り除けます。費用はご相談のときにすぐにわかり、ラグの大きさや作業の手間によって決まります。Morgenland でもこうしたクリーニングを承っています。作業はドイツで行いますので、日本からはラグをお送りいただく必要があります。 
費用は1平方メートルあたりで正確に計算できます。ご相談から仕上げまで専門的な対応を受けられ、クリーニングを終えたラグは見違えるほどきれいになります。 

まとめ:ラグのお手入れとシミ抜き

ラグの日ごろのお手入れには、振ってほこりを落とすこと、掃除機をかけること、そして風に当てることが欠かせません。掃除機がけなどのお手入れは、少なくとも週に1回は行いましょう。洗うときは、素材に合った洗剤を選んでください。素材ごとに、使えるものが限られているからです。そして5年に一度はプロにクリーニングを依頼して、奥に入り込んだ汚れを取り除いてもらいましょう。