Guides 20 Mar 2025 · Morgenland Teppiche 著

ラグのクリーニング:毎日のお手入れ完全ガイド

Person, die einen Teppich mit Reinigungsmittel reinigt

ドイツには、「窓が曇っていると、何もかもが灰色に見える」ということわざがあります。それだけ清潔さは大切にされ、きちんとした暮らしぶりを測るものさしとされているのです。ラグは、家族や友人と過ごす空間の中心に欠かせない存在となり、今も変わらず人気を集めています。リビングのラグは、多くのソファまわりの主役となり、視線を集める存在です。床がフローリングやほかの素材であっても、それは変わりません。では、ラグは実際にどのようにきれいにすればよいのでしょうか。

ラグは表面のつくりによっても分けられます

さらにラグは、表面のつくり、つまりカットとループの組み合わせ方によって、ブークレ、ベロア、ループパイルに分けられます。繊維の長さでいえば、毛足の短いものと長いものがあります。
繊維の長さが 1.5 cm 未満の毛足の短いラグは、ブラシ付きのノズルで掃除でき、こびりついた汚れの粒子や糸くずも安心して吸い取れます。一方、ループパイルのラグや毛足の長いラグには、ブラシのない平らなノズルだけを使ってください。

ラグを奥までしっかりきれいにする方法

ラグのお手入れ方法は、大きく分けて3つあります。基本のお手入れ、本格的なクリーニング、そしてシミへの対処です。基本的には、毎日または毎週のお手入れと、年に一度行う本格的なクリーニングとを分けて考えるとよいでしょう。
ラグをていねいに扱うかどうかで、その状態は大きく変わります。ですから、ラグを使いはじめる前に、素材に合っているか、用途に向いているかを確かめておくことが何より大切です。まずは、どのラグにも少なくとも週に一度は必要なお手入れから見ていきましょう。


ラグの基本のお手入れと毎週のケア

掃除機がけは、毎日または毎週のお手入れに欠かせません。本格的なクリーニングをご希望の場合は、Morgenland でクリーニングと修理を承っています。お問い合わせは、フォームからお送りください。作業はドイツで行うため、日本にお住まいの方には、ラグをお送りいただく形になります。あわせて、ラグの裏面にあるお手入れ表示もご確認ください。
ブラシ付きのノズルを使うかどうかは、ラグのつくり方と表面のつくりによって決まります。まずは、ラグが手結びのものか、織られたものか、機械でつくられたものかを見分けましょう。

どのラグにも、年に一度は本格的なクリーニングを

廊下や子供部屋など、とくに負担のかかる場所のラグは、見た目の美しさと魅力を保つために、年に一度は本格的なクリーニングが必要です。ラグのお手入れとクリーニングには、大きく分けて3つの方法があります。フォームを使う湿式クリーニング、水を使うウェットクリーニング、そしてスチームクリーニングです。ラグの種類によっては洗濯機で洗えるものもあり、とくにとても軽くて薄いラグがこれにあたります。メーカーのお手入れ表示に従ってください。


湿式クリーニングには、ラグに合ったフォームを使います

フォームは、ブラシでなじませることで洗浄力を十分に発揮します。使う前に、目立たない場所で素材に合うかどうかを試してください。フォームが乾いたら、ふつうは掃除機で吸い取ります。これに対して、ウェットクリーナー(リンサークリーナー)は、スプレーノズルを備えた噴霧吸引式の特別な掃除機です。洗浄液を加えることでラグを奥まできれいにできますが、乾くまではラグの上を歩かないでください。また、ココヤシ繊維やヤギの毛、サイザルなどの天然繊維のラグには、この方法は使えません。必ずメーカーの表示に従ってください。

シミができてしまったら?すばやい対処が肝心です

小さなシミの怪物に悩まされた経験は、誰にでもあるのではないでしょうか。とくに明るい色のラグにとっては、まさに恐怖の存在です。こんなときこそ、正しい対処法をすぐに実践することが大切です。飲み物などの液体をこぼした場合は、まず清潔な布やキッチンペーパーなど、吸水性のあるものですばやく吸い取ります。浮いている汚れは、掃除機でていねいに吸い取りましょう。
シミを落とすときは、洗剤やシミ抜き剤のなかに、かえってラグを傷めてしまうものがあることにも注意してください。ただし、まずはどんな汚れなのかを見きわめ、シミにたんぱく質や油脂、そのほかの有機物や無機物が含まれているかを確かめることが先決です。水をはじく油脂には界面活性剤やアルカリ性の洗剤が使えますが、水あかのような石灰分を含む汚れには、弱い酸を使うのがおすすめです。
いくつもの成分が混ざった食べこぼしを落とすには、ふつう酵素入りの洗剤を使います。ただし、すばやくシミを落としたいときは、まずぬるま湯だけを使って、シミが広がるのを防いでください。湿らせた布で、シミの外側から内側に向かって押さえるように拭き取ります。ラグをこすったり、ごしごしとこすり洗いしたりするのは、絶対にやめてください。